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3.162022
落葉樹の魅力は新緑だけじゃない。
1月にお引き渡しを終えたS様邸で造園工事がスタートしました。
先日、高木が入りました。
高さ6~7mほどありそうなケヤキやカツラ。
樹形のきれいなアオダモやアカシデなど、高木が植わっただけで建物の見栄えはがらっと変わりました。
まもなく新芽が出て色鮮やかな葉を付ける落葉樹ですが、葉を落とした本来の姿が見える落葉の時期こそ落葉樹の魅力がより際立って見えます。
更に植栽の背景にも少し気にかけて建物をプランすることも、植栽の魅力を引き出すポイントです。
黒い外壁にアオダモの白いまだら模様はベストマッチング。
背景となる外壁に合わせて樹木を選定するのもいいですね。
黒い外壁には白や鮮やな色の花や葉を付ける庭木。
薄い色の外壁には色の濃い葉の庭木なんかがおすすめです。
植栽工事は建物が建った後のオプション工事ではありません。
植栽が入ってやっと建物は完成だと思います。
ウッドショックや材料の値段がどんどん上がり出し、コストの面でも、ますます建物は小さくていいと思う様になりました。
敷地いっぱいに建てるのではなく、すこし控えめに建てて緑を添える。。
「植栽達の背景として控えめに建物が建っている」の方がしっくりくるかもしれません。
日本の有名な建築を見ると、必ず植栽がされています。
逆に植栽がメインで建物はおまけのように見える建築も多いように思います。
それほど植栽が建物に与える影響は大きいという事の証のひとつでしょう。
間取りや設備機器にばかりにエネルギーを注ぐのではなく、建物の外から考える事の方がよっぽど大切なような気がします。
植栽が入ったことで地域と新しい建物がうまく馴染んだような気がします。
まだまだこれから変わっていくS様邸を楽しみにしています。
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