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向拝(こうはい)

観音寺様本堂の上棟から約3週間

向拝を含めた屋根下地工事が進んでいます

向拝(こうはい)とは寺院建築・神社建築において、仏堂や社殿の屋根の中央が前方に張り出した部分

 

屋根の構造は複雑で、図面を見ながら現場でどのように組まれているのか確認します。

 

二軒(ふたのき)になっている下段の垂木が地垂木

 

その上に木負(きおい)を乗せ、上段の飛えん垂木を支えています。

この段階で下段の垂木(地垂木)には野地板が張られています。

 

そして上段の垂木(飛えん垂木)の端部に茅負(かやおい)を載せます。

 

茅負は垂木を吊り上げる役割を持ち、断面は垂木幅の2倍角と大きく、

軒先の反りの曲線をつくり出す重要な部材です。

 

今度は二軒の軒先が垂れないように、桔木(はねぎ)を乗せます。

 

桔木は軒の出を深くするために、てこの原理を使って茅負を先端で支える部材です。

先端で約1間間隔になるように配置するそうです。

 

垂木とつなぐ饅頭ボルトを設置して、完成です。

 

ここからは茅負に裏甲(うらご)を乗せ、母屋を入れ、野垂木を敷いていきます。

 

これ以上書くと頭がパンクしそうなので、次回以降に譲ります。

勉強、勉強〜

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