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10.32017
設計セミナー(建築と造園)
先日、以前からとても楽しみにしていました講習会に参加するため、京都まで行ってきました。
住宅デザイン学校の設計セミナーで、講師は有名な建築家の伊礼智さんと、これまた有名な造園家の荻野寿也さんです。
住宅設計の講習会はよくあるんですが、今回は建築と造園との考え方・計画がテーマのセミナーで、なかなかレアです。
造園好きの設計士にとっては、とてもとてもお宝セミナーでした。
40名ほどの参加で、まずは住宅の見学に行きました。
(もちろん設計:伊礼智さん・造園:荻野寿也さんです)
あきらかに周囲の住宅とはレベル違いです。
グッと抑えられた天井高の室内はとても落ち着ける空間で、あたりまえですがディテールがすばらしい。
参加者は設計の方ばかりなのでカメラを構える部分がマニアックすぎて笑えました。
見学の後は、伊礼さんと荻野さんの息の合った座談会。
一般の方は、植栽というと、お金が余れば工事しようかなというようなオプション的な工事だと思われている方が大半です。
建築に携わる方でも未だにそのような考えの方がいる位ですので当然でしょうが、植栽は決してオプション工事ではありません。
皆さん家を建てようと思った時には、快適で、エコで省エネな住宅に住めるように、風通しを考えたり、太陽光の当たり具合を考えたり、家事動線を考えたり、できるだけ省エネなエアコンや給湯設備を選んだりしますよね?
それと同じように、植栽は快適な生活を送っていただくのに、とても重要な工事の一つなんです。
理由を説明しだすと長くなりますが、、プランニングするときは植栽ありきで窓の位置や大きさを決めますし、植栽ありきで間取りを考えるようにしています。
植栽の重要性がもっともっと世間に浸透すれば、生活も篠山の町並みも、とても良いものになっていくだろうなと思っています。
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