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3.152018
床板実験~無垢材をおすすめする訳~
部屋の床は内装のなかで大きな面積を占めているので、住み心地やインテリアに大きく影響する部分でもあります。
また、天井や壁は、クロスの張り替えや左官材料の塗り替えなど比較的簡単にリフォームできますが、床のリフォームはそう簡単にはいきません。
床材の選択はとても重要部分です、長くその家に住み続けることを考えて慎重に選んで頂きたいです。
イニシャルコストだけに目が向いていてはより良い選択はできません。
さて、床材には大きく分けて2種類あります。
一つは、本物の木を使った無垢の床板。
もう一つは、合板に木目を印刷したシートを貼り付けた合板フロアー(木を薄くスライスした物を貼り付けた物もあります)
です。
住み心地への意識の高いお客様などは特に、無垢の床板を選ばれることが多く、
私たちも無垢の床板をおすすめしています。
中でも、杉の床板はおすすめです。
杉材は空気の管をたくさん持っておりとても保温性、調湿性にすぐれた床板です。
空気を含んでいるがゆえにやわらかく、傷もつきます。
「傷も味になりますよ」とよく言われていますが、、、無垢板の宿命であり、デメリットはデメリットです。
でも、デメリット部分よりはるかにメリットの部分が多いのでお勧めしています。
神経質になりすぎず、少々の傷はおおめにみて豊かな生活を送って頂きたいと思っています。
と、前置き長くなりましたが、そんな杉板の数ある中のメリットの一つに抗菌作用があります。
「抗菌作用があります」と言われてもあまりピンとこないと思いますので、こんな実験をしています。
ビンの中に、
一つは杉の床板と食パン。
もう一つは合板フロアーと食パン。
を入れています。
実験開始が2/6なので一か月と少したちました。
結果は一目瞭然です。
合板フロアーの方は約3週間目位からカビがはえてきました。
杉板の方は全くカビていません。(まだ食べれそうです)
もちろん、置いている場所など条件は同じです。
正直、こんなにはっきり違いが出るとは思っていませんでした。
杉板の抗菌作用がどこまで続くか観察します。
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