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本物で造ること

昨年の7月頃から工事が始まったS様邸が先月完成しました。

篠山のH&設計事務所さん設計による住宅です。

今回の様に設計事務所さんから依頼を受けて当社で施工させて頂く事もあります。

いつもとは違った目線で工事を進める事が出来、新しい発見や、改善点などが見えてきます。

 

いつもの慣れた仕様とは違った部分も多くあり、また難しい納まりや初めて使う材料もあったりして、なかなか刺激的な現場でした。

(凝り固まった考えではなく、違った考え方を素直にインプットしてみることも大切ですよね)

 

素敵な家が完成しましたので、写真でご紹介します。

建物は一階で生活が完結できるほぼ平屋の建物(最近は平屋希望の方が多いです!)

外壁には真っ黒の焼き杉が使われています。(焼杉も最近人気です!カッコよくもあり、優しさもある感じ!焼き杉はブラックで!)

南北の通り土間を挟んで右は車庫、左が住居です。

土間に使われているのは大谷石。(経年変化で良い意味で味が出てくる、そんな時間の経過とともに楽しみがもてる石です)

住居に入って、玄関ホールの土間にも同じ大谷石が使われていて、内と外の繋がりを感じます。(玄関ホールというよりはリビングの一部のような空間)

建物全体を通して、ここがリビング、ここからが寝室というような、はっきりとした区切りはなく、どの部屋も、緩く繋がりながらも箇所箇所に居場所がある感じです。

作り付けのソファーに座って「薪ストーブの炎」と、「篠山の田園風景」を眺める暮らし。

篠山の田園風景。

そう、

S様のお宅でまず目に飛び込んでくるのが、北側の大開口。

よくある設計手法としては、南側に大きな窓を設けて、広いウッドデッキへとつなぐ間取りがありますが、こちらのお家では北側の田園風景を眺められるよう、

あえて、北側に大開口を持って来てあります。(周りの景色に対して、素直な設計がなされています)

フルオープンにできるガラス貼りの木製建具に、大きな屋根のかかったウッドデッキ

その屋根はその勾配のまま室内へと繋がっています。

今年1月に降った雪の日には、このアングルから見える景色がそれはそれは素晴らしくって、、、この景色を独り占めできるS様がうらやましい。。。

ウッドデッキ側からの写真です。

この大開口に付いている雨戸が面白く。。写真では上手く伝わりませんが、まるで忍者屋敷!

 

 

その他ご紹介したいポイントはたくさんありますが、

S様邸を工事していて思った事。

それは

「素材って大切!」

あらためて。。。

無垢の素材で作ること。

本物で作ること。

使う材料ひとつで、いい雰囲気にも悪くにも仕上がってしまいます。

素敵な家を造るには、本物であることが一番効果的で、大切だと再確認した住宅でした。

S様、H&設計様、ありがとうございました。

これからもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

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