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7.132022
夏の日射遮蔽はお考えですか?
梅雨明けが発表されたはずですが、梅雨の戻りですかね?
今年もやってくる茹だるような暑さの前に、建物の遮熱のお話を少し。。。
そもそも「遮熱」とよく似た言葉に「断熱」と言うことばがあります。
住宅で言う「遮熱」とは、太陽の熱や外部の熱を建物の中に入れないようにすること。
「断熱」とは、冬に暖房で温かくした室内の熱を外に逃がさないようにすることを言います。
夏の暑さ対策で重要になってくるのはこの「遮熱」の方です。
では、外の熱はどの部分から多く家の中へ入ってくるのでしょうか?
上の図から分かるように、70%以上の熱が窓から入って来ています。
屋根や壁、床には断熱材が入っていますので、それほど熱は入って来ていません。
もうお分かりかと思いますが、夏快適に過ごすには窓や窓の周りに対策を行うことがとっても効果的です。
ここで当社がおススメしている窓回りの遮熱対策をご紹介します。
●窓の性能を上げる
窓には、アルミサッシ・複合サッシ・樹脂サッシ・木製サッシなどたくさんの種類があります。
また、それぞれのガラスにもペアガラス・トリプルガラス・遮熱ガラス・断熱ガラスなど、、、
一言で窓と言ってもとても多くの種類があり、その中で選択していくことになります。
もちろん性能の良い窓ほど金額もお高いです、、が、「リビングをもう少し広くしたい」「おしゃれな照明器具にしたい」「高機能はキッチンを選びたい」
など、そこにお金をかけるのでしたら、まず性能のいい窓にお金をかけてもらいたい!窓の性能はとても大切です!
●庇・ガラリ戸・シェードなどを付ける
外からの熱は、カーテンなどで部屋の中で遮るよりも、外で遮る方が効果的です。
南の窓には庇を付ける事で日射を遮ることができます。
また、東西の窓からの日射は庇では防げませんので、ガラリ戸やシェードなどが効果的です。
●植物を植える
建物の周りに植栽をすることも日射遮蔽に繋がります。
建物になるべく近づけて頭の高さより高い高木を植えることで、建物周りに木陰ができます。
植物の蒸散作用を利用して建物の周りの気温を下げる事で涼しい風を取り込めます。
西日対策に西側の窓前に植栽することも有効です。
逆に冬は、太陽熱を取り込みたいので冬に葉を落とす落葉樹がおすすめです。
●障子を付ける
障子と聞いて以外な感じがしますが、日本人にはお馴染みの障子は意外と高性能!
何もないガラス窓に比べ日射の侵入を50%に抑えるそうです。外付けブラインドよりも高性能だそうですよ。
当社では、その光の柔らかさを好まれて、リビングに障子を採用頂く事も多く、「障子=昔の家」ではなく「障子=現代のインテリア」として、取り入れられる事も多くなってきました。
●ハニカムスクリーンを付ける
日射はなるべく建物の外で遮るのが効果的ですが、新築当初からプランされていないと後からはなかなか難しい事が多いです。
そんな時にはハニカムスクリーンはいかがでしょうか?
遮熱というよりはどちらかというと断熱の方の部類に入るかもしれませんが、冷暖房の効率を高めてくれて夏も冬も快適な室内空間を作ってくれます。
普通のスクリーンとは違いハチの巣の様に内部が空洞になった構造をしています。
その空洞に空気を貯めこむことで断熱性を高めます。
などなど、たくさんの日射遮蔽の方法があります。
住宅をお考えの際に、こんなところも考えながら、建物をデザインしていくことは大切です。
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