スタッフブログ
3.262022
向拝柱
向拝の柱の上部には組み物が使われていて、
下から大斗(だいと)、秤肘木(はかりひじき)、巻斗(まきと)、雲肘木(くもひじき)。
それぞれ独立した部材を金物等を使わずに組んでいきます。
この組み物をまず地上で組んでおきます。
向拝の柱には、最初に海老虹梁(えびこうりょう)をつなぎ、その後虹梁を直行方向に掛けます。
残りの2ヶ所には木鼻(きばな)がつきますが、
獅子(左)と獏(右)の彫刻が施されています。
右側は象に見えますが、獏なんです。
その上に組物を乗せて、さらに手挟み(たばさみ)を乗せます。
幾重にも重なる部材が、狂いなく積み上がっていく様子は圧巻です。
この記事へのコメントはありません。