スタッフブログ

向拝柱

向拝の柱の上部には組み物が使われていて、

下から大斗(だいと)、秤肘木(はかりひじき)、巻斗(まきと)、雲肘木(くもひじき)。

それぞれ独立した部材を金物等を使わずに組んでいきます。

この組み物をまず地上で組んでおきます。

 

向拝の柱には、最初に海老虹梁(えびこうりょう)をつなぎ、その後虹梁を直行方向に掛けます。

 

残りの2ヶ所には木鼻(きばな)がつきますが、

獅子(左)と獏(右)の彫刻が施されています。

右側は象に見えますが、獏なんです。

 

その上に組物を乗せて、さらに手挟み(たばさみ)を乗せます。

 

幾重にも重なる部材が、狂いなく積み上がっていく様子は圧巻です。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る