家造り基礎講座

省エネ住宅とは?

◆◆省エネ住宅とは?◆◆

特徴①高断熱・高気密の家で、夏涼しく、冬暖かいといわれています。

特徴②高効率な設備の家としてエネルギー使用量を削減します。

特徴③さらに、太陽光発電などでエネルギーをつくります。
(出典:なるほど省エネ住宅)

 

◇高断熱・高気密の家について

 

夏:冷房時に外から入ってくる熱は、開口部73%・屋根11%・換気6%・外壁7%・床3% とされ、断熱ポイントとしては、開口部の窓やドアがあり、日射をさえぎる軒や高断熱なサッシがあげられます。

冬:暖房時に逃げてしまう熱は、開口部58%・屋根5%・換気15%・外壁15%・床7% とされ、断熱ポイントは外気の影響を受けやすい屋根や天井、外壁、1階床とされ、高性能の断熱材が推奨されます。

◇高効率な設備について

エネルギーの使用量を削減できる最新設備の導入。例えば、太陽光発電などでエネルギーをつくればさらに省エネになります。

・太陽光発電

・太陽熱利用システム

・家庭用蓄電池

・省エネ家電・冷暖房設備・省エネ性能が高い照明設備

・24時間換気システム

・給湯設備(効率のいい給湯器・節水できる水栓・断熱浴槽など)

◇省エネ基準とは? *どのくらいの省エネ性能があればいいか、住宅が備えるべき性能の目安となる基準があります。

国では、建築物省エネ法において住宅の省エネに関する基準(以下省エネ基準)を定めています。住宅の省エネ基準には以下の2つがあります。

①屋根・外壁・窓などの断熱性能に関する基準(外皮基準)

②住宅で使うエネルギー消費に関する基準(一次エネルギー消費量基準):空調、給湯、照明などの設備性能・太陽光発電などの創エネ性能

さらに上の基準もあります。

 

BELS:☆の数で住まいの省エネ性能がわかります。最高ランクは☆5つです。

詳しくは、BELSで検索してみてください。

 

◆◆省エネ住宅のメリット◆◆

①省エネ住宅で光熱費を削減。

住団連の調査によりますと、一般的な省エネ住宅で、寒冷地で約15%、温暖地で約20%の削減。

またZEH基準などの高度な省エネ住宅でしたら、寒冷地でさらに約35%、温暖地で約25%の削減となるとの報告もございます。

②これまでの住まいはリビングや廊下、浴室の「室温差」や「結露によるカビ・ダニの発生」による健康への影響がありました。

省エネ住宅の基本である高断熱・高気密な住まいは各部屋の温度差が小さいため「快適」であり、さらに「健康を守る」ことにつながると考えられています。

断熱性能や気密性能の低い住まいは、結露が発生しやすくカビやダニの発生を助長します。カビやダニを抑制するためにも住まいの断熱性能はとても重要です。

③プラスアルファで太陽光発電や家庭用蓄電池を備えると、停電時など、もしもの時に頼りになります。

 

省エネ住宅にするならいつがよいかとときどき聞かれますが、新築のときにしておいたほうが、リフォームで行うときよりもかなりコストダウンできます。

初期コストは少し高くなりますが、快適と安心を最初に買うという考え方です。

 

参考・引用:なるほど省エネ住宅 省エネ住宅消費者普及ワーキンググループ

 

 

 

 

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