神社仏閣
篠山市 浄土寺様 伽藍復興工事
平成28年 夏 地鎮祭
擁壁工事開始
平成28年 秋 擁壁工事完了
平成28年 冬 作業場に木材が搬入される
平成28年 年末 檀家様 建築委員様による木材検査完了
平成29年1月 作業場にて原寸作業が始まる
原寸図とは実物(実際に建てる建物)と同じ大きさで書いた図面のことです。
この原寸図をもとにそれに合わせ実際に墨付けをして木材を刻むのです。
お寺は屋根の反りや曲りなど一般の住宅では用いない形、技法が使われるので
部材や大きさ形など細部まで調整するための大事な工程なのです。
完成予定図
どんどん立派な「木」運び込まれ
「木材」になっていきます
海老虹梁が出来上がってきました。
高低差のある柱の間に海老のような形にかかる梁なので海老虹梁と言うそうです。
平成29年3月22日
基礎工事開始しました。
4月21日 基礎工事 完成しました
5月15日 本社作業場でのきざみ加工作業が終了しました
平成29年6月
彫刻部材の完成
きざみ加工後の木材を現場に運び出しています。
現場で土台伏せ作業始まりました。
6月12日より上棟作業始まりました
6月17日 素屋根をかけました。
素屋根とは屋根が出来るまでの仮の屋根のことです。
これで雨の日でも作業ができます。
化粧垂木の取り付け
小口の割れ止めを塗っています。その後に白塗装をします。
桔木(はねぎ)を40本上げています。
桔木とは長く突き出した軒先を支えるために軒裏に用いる丸太材です。
平安時代に発明された工法で、桁を支点にしてテコの原理で軒先をはねあげることから『桔木(はねぎ)』と呼ばれるそうです。
最終的には屋根に隠れて見えなくなります。お寺の工事にはこのような伝統的工法がいくつも見られます。
7月5日 上棟式をおこないました。
住職様、建築委員様、檀家の皆様方今後ともよろしくお願い申し上げます。
8月 瓦葺き工事が始まっています。
瓦下地の瓦桟(かわらさん)施工
通常は横に桟を打つだけですが、今回は縦横に桟を打っています。
これにより瓦のがたつきが無く風に強くなります。
さらに瓦はすべて釘で全数止めて耐久性能を上げています。
大工は構造壁の外部を木ずり施工しています。
木ずりとは塗り壁の下地として少しずつ間隔をあけて取り付けた小幅の板の事です。
これも最近では珍しい工法(施工が誰でも簡単で強いとされる製品が出るため)ですが
やはり板と釘と手間の数だけより強固になる伝統的な工法です。
本堂 折り上げ格天井を施工しています。
折り上げ格天井とはこの様な天井です。
格子状になる木材にワックスを塗って下処理をしています。
ワックスはエゴマ油と国産蜜ロウから作った自然塗料のものを使っています。
ワックス加工することによって仕上がりの色にムラが無く均一に綺麗に仕上がります。
また大工作業中の手垢や汗などによる汚れを防止して保護する役割りもあります。
ワックスを塗ると木目がより綺麗に浮かび上がりました。
現場で天井が出来上がってきています。
平成29年9月29日 素屋根(仮囲い屋根)解体しました。
木材をばらしてレッカーで下していきます。
高さ10mはある、高所作業でも職人は平気で淡々と仕事を進めていきます。
夕方には素屋根がすべてとれました。
平成29年 11月現在
石工事も進んでいます。
火災により上のようになっていた天水鉢を富山県の鋳物工場に搬送
2か月かけて下のように修復していただきました。
新品のように元に戻りました。
この天水鉢も座って正面から見た現在の浄土寺様の全体です。
着々と工事が進み本堂工事は仕上げに向かっております。
12月上旬 南側の擁壁工事
基礎は当社会長が一人で施工し、石工事は石屋さんが行っています。
左官工事も進行しています。
本堂工事は木工事が完了しましたので、庫裡客殿工事は基礎工事が進行中です。
鉄筋屋さんが7人であっという間に綺麗な鉄筋工事を完了してくれました。
来年3月に庫裡の大きな建物が棟上げします。
本堂の屋根工事はこのように綺麗に瓦が葺かれました。
2018年も無事故安全に丁寧な仕事を心がけて完成まで取り組みます。
住職をはじめ檀家の皆様方、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
庫裡客殿棟の基礎ができました。
冬なので天候と気温の良い日を慎重に選び、養生に気を付けて施工しています。
庫裡客殿の建て方(上棟)を行いました。
晴天に恵まれ平成30年3月6日・7日の二日間に渡って行いました。
1日目(3月6日)
建物の長さが25mもあるので25tクレーンを使用しています。
クレーンのアームが高い(長い)のでカメラで全長がおさまらないほどです。
新人の橋本まみも頑張っています。
2日目(3月7日)
擁壁の上から撮影
高所での作業が続きます。安全第一で!
平成30年3月14日 庫裡客殿の上棟式を行いました。
檀家の皆様にもご参加いただき庫裡客殿の無事完成を祈願いたしました。
工事は着々と進行しています。
垂木(たるき)が完成しました。
垂木とは屋根板(野地板)を支えるため棟から軒に渡した木のことで、写真の斜めに等間隔に並んだ木が垂木です。
本堂の内部では左官工事が完了しました。
屋根野地が完成しました。
外壁パネルとサッシも取り付けました。
床下地も進んでいます。
エアコンをはめ込みました。
屋根瓦を葺いていきます。
瓦下地の瓦桟(かわらさん)施工
通常は横に桟を打つだけですが、本堂と同様に縦横に桟を打っています。
台風時の強風の吹上げで瓦がめくりあげられにくいようにこのような施工をしています。
屋根瓦を葺き終わりました。
壁や屋根、大工の内外造作はほぼ終わりました。
次は山門にとりかかります。
山門の材木が届きました。こちらで加工して、現地で組み立てます。
左側のラップされた厚みのあるものは欅で、右は桧です。
いい匂いです。
山門が完成間近となっております。
7月より始まっていた山門工事も屋根まで完成しました。
山門の完成後は、庫裡客殿の内装工事・本堂の高欄工事に取り掛かる予定です。
全ての完成予定は今年の11月予定となっております。
11月10日に掃除屋さん(洗い屋さん)に入ってもらい、サッシや窓などを綺麗にしてもらいました。
まもなく、三年の工期で完成します。
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