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本掛瓦

観音寺様本堂では素屋根を解体して、瓦工事が再開しました。

 

再開後まず取り掛かるのが、本掛瓦葺です。

本掛瓦とは破風に使う瓦の事で、

下記の種類の瓦を総称していうそうです。

①掛巴(かけどもえ)

②二の平

③蟹面戸(かにめんど)

④掛唐草

⑤敷平

蟹面戸は加工した形が蟹に似ているからだそうです。

 

裏甲に当たる部分の靭唐草(うつぼからくさ)には水返し(立上がり)がついていて、

大屋根から落ちてくる雨が裏甲に当たらないように工夫されています。

 

この部分が終わると、その上から袖丸(そでまる)を葺きます。

屋根勾配が同じになるところからは素丸を葺きます。

 

玉鎖で屋根勾配を確認しながら作業を進めてもらっています。

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